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過払い金請求はおまとめローンをした後に!債務整理はブラックになる

2010年の貸金業法改正によって、金融業界には大きな変動が起きました。
そして現在(2015年11月)過払い金請求の終わりを迎えようとしています。
以前の利息制限法と出資法の間に位置するグレーゾーン金利でお金を借りていた方は、信用情報が保管されている今、急いで過払い金の請求を行うべきなのかもしれません。

 

しかし、過払い金請求には思わぬ落とし穴があることをご存知でしょうか?
借入金額が現状そんなに多くない方にとってはあまり意味をなさない可能性もありますが、現在「おまとめローン」と「過払い金請求」の双方を考えている方は、一歩間違えてしまうと大変な事態になってしまうかも知れません。
ここではそんな過払い金請求とおまとめローンの関係について紹介していきます。

 

過払い金請求ってなんなの?お金が返ってくる素晴らしい仕組みじゃないの?

 

過払い金というのは2010年以前に消費者金融で借入を行っていた場合、現在の利息よりも高い利息を返済していた場合に発生する「払いすぎた利息の払い戻し」のことを指します。
現在では貸金業法の改正によって上限利息の引き下げが行われ、どれだけ多くても金利20%以上の金利が当てはめられることはなくなりました。

 

しかし、法改正以前の金利上限は
出資法上限金利:29.2%
利息制限法上限金利:20%
と、なっており、ある一定の条件を満たしていれば
利息制限法に定められている20%と出資法に定められている29.2%の間の金利(グレーゾーン金利)を設定することができ、多く利息を支払わされていた可能性があるのです。

 

この利息の過払いに関して、多く払った分の返還を求めることが過払い金請求となるわけです。
過払い金請求を行った方の返還割合は、法改正前に5年以上の借入があった場合、約50%の方が過払い金の返還の可能性があるというデータもあります。

 

ただ、過払い金には思わぬ落とし穴があるのでここからはその点について紹介します。

 

過払い金の落とし穴。現在進行形で返済をしている人はやばいかも。。。

 

お金が返ってくるならぜひ過払い金の返還を求めたい!
そう思う方も多くいると思います。ですが、過払い金の請求によって完全に借金から開放される人と、下手に過払い金請求をしたことによって首を絞める結果になってしまう人がいるのです。

 

まず過払い金について簡単に説明すると過払い金は「任意生理(債務整理)」に該当します。この債務整理は、借金の踏み倒しに相当する行為だと思っていただければわかりやすいかと思います。
つまり、過払い金請求をすると「信用情報に傷がつく」(ブラックリストに登録)ということになるのです。

 

完全に借金から開放される過払い金請求の例

 

過払い金によって円満解決する例を紹介します。

 

・現状の借金が過払い金払い戻しによって完済されたケース
・過払い金払い戻しによって債務が減額し、延滞・遅延等の異動無しに完済したケース

 

以上2点が過払い金請求の成功例といえます。
債務整理をした後に残る異動情報(信用情報機関に登録される事故情報)には、保管される期間があります。債務整理の種類によってその情報登録期間は異なりますが、任意生理の場合、開始(双方和解の元債務整理が開始した日)から5年間消えることはありません。
過払い金請求によって完済した場合、そのあと5年間は信用情報が登録されている状態になるので住宅ローンやマイカーローンなどのローンを含め、お金を借りることができなくなるので、5年間普通に生活をしていれば事故情報も消え、円満解決となります。
また、返済・遅延無しに過払い金請求によって減額した債務を完済し続けた人も同様に任意生理から5年後には事故情報が消えて円満解決となります。※万が一返済途中で新たな事故情報が登録されてしまった場合、ブラックの情報が上書きされてしまうので、完全に信用情報を回復させるのにもっと時間がかかってしまう場合がありますので、注意してください。

 

首を絞めることになる過払い金請求って?おまとめローンと過払い金請求の関係
ここからはおまとめローンと過払い金請求について説明していきます。

 

過払い金が債務整理になるということ。信用情報に事故情報として登録されてしまうということは上記で説明しました。
問題は、おまとめローンにどんな影響を与えてしまうか。という点です。

 

現在複数の業者からの借入があり、「過払い金請求」と「おまとめローン」を考えている方。
過払い金請求を行った後におまとめをしようとしても100%できません。

 

過払い金請求をしてしまうと借金の総額を減らすことはできるが、ブラックリストに載ってしまうので、どの金融機関でも新たな借入ができなくなってしまうからです。
おまとめローンは「新しく現在の借金の総額分の借入をして現在の借金を完済。返済先を1つにし、金利・返済額を減少させる行為」のことを指します。
過払い金請求を行ってしまうと新たな借入ができなくなり、おまとめができる可能性が100%費えてしまうのです。

 

おまとめと過払い金の双方を成り立たせる方法

 

おまとめローンと過払い金請求の双方を行いたいという方はおまとめローンを先に済ませる必要があります。
これは、過払い金請求を行って事故情報が登録され、審査通過の芽を摘む前に可能性のあるときにおまとめローンを済ませてしまおうという単純なことです。

 

仮におまとめに成功した後、過払い金請求を行ってお金が返ってきたとすれば、返済に充てることができるお金が一気に手元の入るわけです。

 

おまとめと過払い金請求の双方を考えている方は順番を絶対に間違えないようにしてください。

 

※口うるさく言いますが、過払い金請求は信用情報に傷を付ける行為です。今後の人生設計をしっかりと計算した上で行わないと人生全体に影響する行為ともいえます。しっかりと検討した後に実行するようにしましょう。